ワヤン
あなたはバリのパウコン暦のウク「ワヤン」、30週のうち第27週に生まれました。
「ワヤン」は、パウコン暦を構成する30の七日週(ウク)のうち第27週にあたります。パウコンは210日で一巡する暦で、バリの宗教儀礼の多くはこれに従って行われます。バリの人々は210日ごと、暦の同じ日に、パウコン暦での誕生日「オトン(oton)」を祝います。
出典: F. B. Eiseman Jr., Bali: Sekala & Niskala, vol. I: Essays on Religion, Ritual, and Art (Periplus 1990), ch. 17 “Balinese Calendars”, ch. 9 “Rites of Passage”; E. M. Reingold & N. Dershowitz, Calendrical Calculations, Ultimate ed. (Cambridge University Press 2018), ch. 12
- パウコン暦での位置
- 30週のうち第27週
- このウクにおける神の称号
- バリのロンタル『Tutur Gong Besi』によれば、このウクの間、神(Bhatara Dalem)はBhatari Sriの称号を持ちます。
『Tutur Gong Besi』では
- 木
- cempaka (Magnolia champaca)
- ウクのカーラ
- このウクのカーラは上にいます。高い所に登ってはならず、カーラのいる方角へ旅をしてもいけません。
乱れた心を清めます。心は清らかで汚れなく、最後には豊かになり栄えます。衣服にも食べ物にも飲み物にも困らず、信心深く、気前がよく、謙虚で、多くの人に愛され、高貴で、ダルマにすぐれています。そのチュンパカのように悲しみを知らず、老いも若きも彼らを愛します。その鳥は、身分の高い人々や友や親族の愛をもたらします。ロンタルは彼らを、天と地のあいだに燃える灯火になぞらえます。危険は刺し傷です。
このウクの聖日
ワヤンの日曜日(ワゲ)はカラパクサ(Kalapaksa)と呼ばれ、水浴びや散髪が禁じられます。子どもを食らおうとする悪霊を寄せつけないよう、戸口や寝床のそばにはとげのある葉が吊るされます。
出典: R. Goris, “Holidays and Holy Days”, in J. L. Swellengrebel (ed.), Bali: Studies in Life, Thought, and Ritual (W. van Hoeve 1960)
このウクの土曜日はトゥンペック・ワヤン(Tumpek Wayang)、別名トゥンペック・リンギット(Tumpek Ringgit)。影絵芝居ワヤン・クリの人形にとって最も大切な日で、人形は取り出され、上演のときのように並べられて祝福を受けます。
出典: F. B. Eiseman Jr., Bali: Sekala & Niskala, vol. I: Essays on Religion, Ritual, and Art (Periplus 1990), ch. 17 “Balinese Calendars”
このウクの特別な日
- 土曜日: Tumpek · Kajeng Kliwon
パウコン暦の二つの週が重なる日です。カジェン・クリウォン(Kajeng Kliwon)は15日ごと、ほかの五つは35日ごとに巡ってきます。いずれも特別な供物と祈りが求められ、吉日とされるものも凶日とされるものもあります。寺院の祭礼や通過儀礼も、しばしばこれらの日に合わせて行われます。カジェン・クリウォンには悪霊がうろつくと信じられています。
出典: F. B. Eiseman Jr., Bali: Sekala & Niskala, vol. I: Essays on Religion, Ritual, and Art (Periplus 1990), ch. 17 “Balinese Calendars”; R. Goris, “Holidays and Holy Days”, in J. L. Swellengrebel (ed.), Bali: Studies in Life, Thought, and Ritual (W. van Hoeve 1960); E. M. Reingold & N. Dershowitz, Calendrical Calculations, Ultimate ed. (Cambridge University Press 2018), ch. 12
このウクに生まれること
ワヤンの週に生まれた子どもは、スダマラ(Sudamala)の物語を演じるワヤンで清めなければなりません。そうした子どもは病気にかかりやすく、魔王カラ(Kala)に害されやすいと考えられており、上演のあと人形遣いのダラン(dalang)が聖水を作って子どもに飲ませます。トゥンペック・ワヤン当日の土曜日に生まれた子どもは、サプ・レゲル(Sapu Leger)の劇で清めます。トゥンペック・ワヤンの日に生まれることは、たいへん不吉とされています。
出典: R. Goris, “Holidays and Holy Days”, in J. L. Swellengrebel (ed.), Bali: Studies in Life, Thought, and Ritual (W. van Hoeve 1960); A. Hobart, U. Ramseyer & A. Leemann, The Peoples of Bali (Blackwell 1996), ch. 6 “Myth and the Artistic Tradition”; F. B. Eiseman Jr., Bali: Sekala & Niskala, vol. I: Essays on Religion, Ritual, and Art (Periplus 1990), ch. 17 “Balinese Calendars”