ベトナムの十二支
ベトナムの伝統では、ウサギが猫になる
星座
歴史と起源
ベトナムの十二支は中国のものであり、中国がベトナムの地を支配した千年のあいだに持ち込まれた。十二の動物のうち十は中国のものとまったく同じで、順序も同じ、同じ太陰太陽暦に結びつき、同じ六十年の干支の周期に従う。ベトナムの正月であるTếtは、中国と同じ晩冬の新月に訪れる。本質において、これは借り受けた体系であり、ベトナムもそうでないと主張したことはない。
だがベトナムは十二のうち二つを変え、その変更はよく知られている。中国が兎とするところをベトナムは猫とし、中国が牛とするところをベトナムは水牛とする。水牛は理解しやすい——それは水田の動物であり、北方の牛よりもはるかにベトナムの暮らしに近い。猫こそが本当の謎である。
最も多く引かれる説明は言語的なものだ。第四の地支は中国語でmãoといい、ベトナム語で猫を意味するmèoとほとんど同じ音に聞こえる。この説によれば、兎を表す中国語の「mão」は、そのまま「猫」と聞き取られたのだという。別の人々はもっと素朴な理由を挙げる——猫はベトナムの農民にとって大切で、鼠から穀物を守ってくれたのに対し、兎はさほど馴染みがなかった、と。民間の説では、猫があの大競走を泳ぎ渡って四番目の座を勝ち取ったとさえ語られる。どれが正しいのかは確かめようがなく、正直であろうとすればそう認めるほかない。だがこの置き換えは古く、まぎれもなくベトナムのものである。
こうして全体像は隣国と同じでありながら、それ自身の妙味を帯びる。枠組みは中国のものであり借り受けたものであって、土着の発明ではない——だが猫と水牛はベトナムならではの寄与であり、ベトナムの家庭にとってその違いは決して些細なものではない。東アジアの他の地域が兎の年として過ごす年に、ベトナムだけが猫の年を祝うのだ。